RPAで業務を効率化! UiPathの使い方や学習方法をご紹介
毎日の雑務に追われて、「重要な意思決定が必要な仕事に手が付かない」「優先順位が高い業務がしたいのにできない」などと悩んでいる人は非常に多いのではないでしょうか?
そこで活躍するのが、パソコン上の作業を自動化することにより、業務効率をアップさせてくれる「UiPath」です。
UiPathとはどのようなものなのか、その使い方や学習の方法について、詳しくご説明します。
1.RPA・UiPathとは
UiPathは業務効率化のための有効な手段ですが、実はRPAやUiPathとは何なのか、詳しく知らないという方も多いと思います。そこで、RPAの一つであるUiPathというツールについて、詳しくご説明します。
●RPA
RPAとは「Robotic Process Automation」の略語のことで、パソコンで行われる業務を、自動化する技術全般のことを指します。
今や業務を行ううえでパソコンによる作業は欠かせませんが、パソコン上の作業全てが自動化されているわけではありません。
例えば、顧客データを手動でエクセルなどに入力する、入力されたデータをグラフ化するなどを人の手で行っている場合もあるでしょう。
このような作業を全て人の手で行うためには、人員と時間が必要です。
また、人の手で行う場合、どうしても打ち間違いや漏れ、抜けが発生します。
そのような課題をRPA導入によりパソコンで行う作業を自動化、作業効率や作業品質をアップさせることで解決することができます。
●UiPath
UiPathとは一言でいうと、パソコンで行う業務や作業を自動化してくれるロボットを作成するための、UiPath社が開発しているツールです。
UiPathではActibity(アクティビティ)と呼ばれるロボットを作成でき、ドラッグ&ドロップなどの比較的簡単な操作ができるのが特長です。
ただし、変数や配列の処理、分岐条件やループ処理、エラー処理などをプログラミングする場面もあるため、ある程度のプログラミング知識があった方がいいでしょう。
以前のツール環境は英語のみの対応でしたが、2018年10月に日本語化対応されたため、より使いやすくなりました。
2.UiPathのメリット
UiPathを使うメリットにはどんなものがあるのかを、見ていきましょう。
●直感的な操作が可能
UiPathは、自動化ツールを容易に開発できるように工夫された開発環境です。
そのため、最低限のプログラミング知識があれば、簡単に自動化するためのロボットを直感的な操作により開発が可能です。
具体的には、業務の流れをシナリオ化し、ロボットに対応させるアクティビティと呼ばれる動作をドラッグ&ドロップするだけです。
細かいエラー処理やループ処理などをカスタマイズするためには、プログラミングの知識が必要です。
しかし、自動化ロボットを作ること自体は比較的簡単なので、しっかり学べば誰でも使えるようになるでしょう。
●条件付で無料
UiPathには、有料版と無料版があります。
まずは無料版をダウンロードすることで、最低限の開発が可能です。
無料版は、個人利用や中小企業向けの開発環境です。
無料とはいえ、開発のためのドキュメントを参照することが可能ですし、動画による学習環境のUiPathアカデミーも日本語で利用できます。
一方で、電話やメール、チャットなどによるサポートを受けることはできません。
そのため、不明点が生じたり何か問題が起きたりしても、自分で対処するしかありません。
有料版は、主に大企業が使うことが多い開発環境です。
オンサイトやリモートによる、講師のトレーニングを受けることも可能です。
3.UiPathの勉強方法
UiPathの勉強方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
効率よく勉強するためには、それぞれの勉強方法を比較して自分に合った方法を選びましょう。
●UiPath アカデミー
UiPath アカデミー(https://www.uipath.com/ja/academy/training)とは、UiPath株式会社が運営する、UiPathを勉強するためのe-learningコンテンツや認定プログラムを扱うサイトです。
基礎編から応用編まで、幅広い層向けのe-learningコンテンツを取り扱っています。
インターネットが使えるパソコン環境があれば誰でも利用可能で、無償で利用できます。
そのほとんどが、一つ一つ講座を受講して最後にテストを受けるスタイルです。
講座ごとに内容や受講時間が異なりますから、まずは公式サイトで調べてみてください。
自分に合った講座から受講していきましょう。
●オフィシャルトレーニングパートナー(OTP)
UiPath アカデミーと同じくUiPath株式会社が運営する講座に、UiPath公式速習プログラムがあります。
これは、UiPath アカデミーでのトレーニングプログラムに比べて、より早く効率よく習得することを目的としており、さらに実践的な手法を学べる講座です。
オフィシャルトレーニングパートナーとは、UiPath株式会社と提携してこのプログラムを提供する企業です。
株式会社パソナテックがオフィシャルトレーニングパートナーです。
4.まとめ
UiPathは、業務効率を改善するためのロボットを開発するツールです。
基本的なプログラミング知識があれば、誰でも業務効率化ロボットを開発できます。
UiPathを習得するためにおすすめなのが、UiPathアカデミーです。
またUiPathアカデミーのe-learningコンテンツや認定プログラムを活用すれば、UiPathを効率よく習得できます。
UiPathを企業に導入することで、業務効率を向上し、生産性を高めることができるでしょう。