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働き方が多様なITエンジニア。正社員になるメリットは?


    

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現代社会は誰もがスマートフォンやパソコンを持ち、あらゆる場面でITの恩恵を受けています。新しいサービスやIT技術が次々と求められるため、IT人材へのニーズも急速に高まっています。 ITエンジニアには、派遣エンジニア、フリーランスエンジニアなどの自由度の高さが魅力の働き方も定着してきましたが、それでも正社員は根強い人気を誇っています。 この記事では、さまざまな働き方ができるITエンジニアにおいて、なぜ正社員が根強い人気を誇るのかを具体的なメリットを挙げながら解説します。



1.ITエンジニアの働き方



まずは、ITエンジニアの働き方として代表的な3つを解説します。

●正社員

企業に直接雇用される働き方です。雇用される期間は定められておらず、フルタイムで働くのが一般的です。 直接雇用されるため、企業との結びつきが強く、企業側に定められた就業時間・就業場所に従う必要があります。そのため、この3つの働き方の中で、収入が最も安定しています。

●派遣

派遣会社に雇用されて、働く企業に派遣される働き方です。雇用期間は契約によって有期・無期があり、時短で働く場合やほぼフルタイムで働く場合などがあります。 「(派遣会社に)雇用される」形をとっていますが、正社員に比べて勤務時間や勤務場所の融通が利きやすくなっています。その代わり、収入は正社員と比較すると安定しづらい傾向にあります。

●フリーランス

個人事業主として、仕事に関わるすべてを自分で行う働き方です。仕事に関わるすべての決定権が自分にあるため、最も自由度の高い働き方になります。 しかし、正社員であれば企業が行ってくれる確定申告などの作業を自分でしなければならなかったり、休んでしまうと収入が減ってしまったり、安定的に仕事を行うのが難しいなど、不安定さも目立つ働き方です。

2.ITエンジニアの正社員になるメリット


3つの働き方にはそれぞれ特徴がありますが、それらを比較したときに、正社員が最も人気のある働き方です。 正社員を選ぶ理由として特に強く支持されているメリットを、3つご紹介します。

●給与面の安定

正社員になる最も大きなメリットは、毎月一定額以上の安定した収入が得られるという点です。収入が安定していると生活が安定するだけでなく、精神的にも安定が得られます。 また、正社員に対して賞与制度や昇給制度を用意している会社がほとんどなので、安定した収入を確保したままより多くの収入を狙うことも可能です。

●社会保険・福利厚生

正社員として企業に雇用されていると、企業の社会保険に加入したり、福利厚生を受けたりすることができます。病院を受診したときの自己負担額を抑えるために保険は必須ですが、国民保険と社会保険を比較すると社会保険の方が負担する保険料が安くなるのです。 また、福利厚生を受けることで、以下のようなワークライフバランスを整えやすい環境になります。
・仕事のスキルアップに必要な研修などの費用を一部支援してもらえる
・産休・育休を取得することで、キャリアが途切れるのを防ぐことができる

●相談できる環境にある

正社員は組織の中で働くことになるので、仕事で困ったことがあったときには社内の同僚や先輩にすぐに相談することができます。 単に「すぐ近くに相談できる人がいる」というだけではなく、「同じプロジェクトに取り組んでいる同僚」など、目的を同じとする人に相談できるというのは、大きなメリットです。

3.ITエンジニアの正社員になる際の注意点



ここまではITエンジニアの正社員として働くメリットを挙げてきましたが、もちろん注意点も存在します。

●就業時間の固定

職種に関わらず、正社員として働く場合は企業が定めた就業時間に合わせて仕事をします。そのため、「午前中を私用に使い午後から出社する」というように、予定を柔軟に調整するのは難しくなります。 しかし、ITエンジニアはその仕事の特性上、在宅でも出社しているのと同等の仕事ができる場面があるため、フレックスタイム制や在宅勤務を導入する企業も増えてきています。どうしても就業時間に融通を利かせたい場合は、このような制度を導入している企業や、有給の消化率が高い企業を探すと良いでしょう。

●残業の多さ

基本は就業時間内のみで仕事を終わらせるようになりますが、仕事が終わらない場合は残業をする場合があります。もちろん残業代は支払われますが、実質的な就業時間が延びてプライベートを圧迫することになってしまう可能性があります。 しかし、近年では「残業時間を減らそう」という取り組みが多くの企業で行われており、ITエンジニアが働く現場でも残業時間は減少傾向にあります。

●人間関係

メリットとして「社内の同僚や先輩に相談できる環境がある」ということを挙げましたが、その一方で、同僚や上司の存在がデメリットになることもあるのです。 誰と一緒に働くか、どんなメンバーでプロジェクトに取り組むかを自分で決めることはできません。良い関係性に恵まれることもあれば、煩わしいと感じる人間関係もあります。もし、人間関係があまり良くないものになってしまったときには、「仕事だけの関係だ」と割り切ったり、反面教師にしたりするなどの対策が必要になるでしょう。

4.まとめ

以下のようなITエンジニアの働き方3つと、正社員として働く場合のメリットをご紹介しました。

・毎月一定額以上の安定した収入
・頑張りや貢献度によって得られる、賞与・昇給といったプラスの収入
・社会保険と福利厚生によるリスクマネジメント

正社員と派遣社員、フリーランスを比較したとき、圧倒的に収入と生活を安定させられるのが正社員です。そのため、仕事を「生活を安定させる基盤」と考えている方には、正社員として働くことをおすすめします。


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