◆◆ お役立ちコラム ◆◆

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ITに携わり続けるには?
ITエンジニアのキャリアプランの考え方



    

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1.ITエンジニアのキャリアプランの考え方


あなたは将来ITエンジニアとしてどんな仕事をしたいと考えていますか?
ITエンジニアと一言でいっても、その業務内容は幅広く、関わる業務によって身につけるべきスキルや能力が異なります。

経済産業省が実施した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査」によれば、2030年にはIT人材の約3割は50代以上になると予測されています。
つまり、ITエンジニアとしての寿命が昔に比べて、長くなると考えられているのです。

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/27FY/ITjinzai_report_summary.pdf


そのため、あなたが今後ITエンジニアとして長く活躍していきたいのであれば、過去・現在・未来の3視点から自分を見つめ直し、キャリアプランを形成していく必要があります。

キャリアプランとは、自分の将来の目標に対して、身につけるべきスキルや能力を明確にし、それらを身につけるための計画を立てることです。
そこでここでは具体的にキャリアプランの考え方について解説します。

●過去の自分を振り返る

まず、今自分が身につけているスキルや能力を棚卸ししましょう。
そのためには、過去の自分を振り返る必要があります。
どこから手をつければいいかわからない場合は、過去の職歴を書き出ててみましょう。
次は、それぞれの職場での成功体験や失敗体験、その当時の目標など思いつく限りどんどん書き出していきましょう。

●現在の自分を把握する

現在の自分の状況を客観的に分析することで、自分が将来どのような道を 進んでいきたいと考えているのかがわかります。今の職場における自分の役割や、得意なこと、苦手なことなども書き出していきましょう。
また、今の職場で自分の能力が発揮できているのか、もし発揮できていないと感じているなら、その原因は何か、自問自答し、書き出していきます。自分自身で客観的に分析できないなら、キャリアコンサルタントなど専門家の力を借りるのもお勧めです。

●未来の自分をイメージする

5年後そして10年後というように、未来の自分をイメージしてみましょう。
20代の若手ITエンジニアと30代、40代のITエンジニアでは、市場で求められる役割が異なります。未来の自分をイメージするときは漠然とではなく、具体的にイメージすることが大切です。もし身近にモデルとなる人がいるなら、直接話を聞いてみるのもいいでしょう。

●目標へ向けてのキャリアプランを立てる

目標を達成して未来を具体的にイメージすることで、その目標を実現するために必要な技術や、知識が明確になっていきます。思いつく限り必要な技術や知識を書き出し、最後にこれらをいつまでに身につけるか、行動計画を立てればキャリアプランの完成です。

2.ITエンジニアの主なキャリアプランのために目指すべき資格

ITエンジニアといっても、Webエンジニアとして仕事をしたいのか、もしはSEとして仕事をしたいのかによって必要な資格やスキルが異なります。
ここでは主な資格と資格取得の流れについて見ていきましょう。

●基本情報技術者

基本情報技術者はSE、Webエンジニアなどが目指すべき資格です。基本情報技術者はIT人材として活躍するために必要な基本的知識と技能を持ち、実践的な活用能力持っていることを証明する国家資格となります。ITエンジニアとしてキャリアをスタートしたいのであれば、取得しておきましょう。毎年4月と10月の第3日曜日に試験が実施され、この試験に合格すれば資格を取得できます。

●ソフトウェア開発技術者

ソフトウェア開発技術者は、SEを目指すときに取得したい資格です。ソフトウェア開発技術者試験は2009年から試験範囲が広がり、現在は応用情報技術者試験として実施されています。応用情報技術者試験は、情報処理技術者試験の次の段階として位置づけられていて、技術から管理、経営と幅広い知識や高度なスキルを有していることを証明する資格となります。
応用情報技術者試験は、基本情報技術者と同じく毎年4月と10月の第3日曜日に試験が実施され、この試験に合格すれば資格を取得できます。

●プロジェクトマネージャー

SEとして長く活躍したいのであれば、プロジェクトマネージャーの資格が適しています。試験に合格し資格を取得することで、システム開発プロジェクトの責任者として必要な知識やスキルと持っていることを証明できます。
毎年4月第3日曜日に開催される試験に合格することで取得可能です。

●CCNA

CCNAはシスコシステムズ社が認定するベンダー資格で世界共通基準のため、ネットワークエンジニアの世界では有名な資格です。シスコ技術者認定には5つのグレードがあり、CCNAはアソシエイトレベルに該当し、ネットワークエンジニアとして必要な知識と技術を持っていること証明します。
全国100以上の試験会場で日祝日以外毎日実施されているので、忙しい人でもトライしやすい資格といえます。CCNAを取得後はさらに上位レベルのCCNPやCCIEを狙うといいでしょう。

3.まとめ

IT業界で長く働き続けていくためには、キャリアプランが欠かせません。忙しいからと後回しにせず、この機会に一度作成してみてください。キャリアプランが明確になり、自分の目標とするスキルの習得やキャリア 形成を今の職場で実現するのが難しいなら、早めに転職を検討しましょう。
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