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【ITエンジニアに資格は必要?】
武器になるおすすめの資格を解説!



    

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ITエンジニアには、さまざまな資格があります。残業が多くなりがちなITエンジニアにおいて、資 格を取得するための時間を確保することは困難で、それなりの見返りがなければモチベーションも上 がりません。 では、それらの資格を取ることにどのような意味はあるのでしょうか?

この記事では、ITエンジニアにおける資格の必要性と、おすすめの資格をお伝えしていきます。IT エンジニアと一言でまとめてもさまざまなポジションがあるので、あなたに適した資格を取得するよ うにしましょう。



1.ITエンジニアの資格は必須ではない



ITエンジニアは、資格がなくても仕事をすることができます。そのため、仕事をする上で、資格が 必須ではありません。

また、就職や転職をするとき、資格がないからといって、必ずしも採用選考に落ちるとはありませ ん。採用選考の判断材料は資格だけではなく、勤務年数や実績もあわせて評価するためです。 資格がなくとも採用選考に通ることもありますし、資格の有無が必ずしも採用選考の結果に直結するわけ ではないのです。

しかし、資格があることで、ITスキルの高さを可視化することができます。 自分がどの程度のITスキルを持っているのかをアピールすることができるので、 資格を持っていない人よりは有利になる可能性があります。

転職をすることで収入や職場環境が優遇されることもあるため、転職を考えているのであればITエ ンジニアの資格は取っておくことをおすすめします。
特に難しい資格は、他人と差をつけるポイントにもなります。高いITスキルを持っているのなら、 難しい資格にも挑戦をしてみてはいかがでしょうか。


2.ITエンジニア系の資格


ITエンジニアのスペシャリストとして働きたいのであれば、この章で紹介する ITエンジニア系の資格がおすすめです。
この章では合格率が20%未満の超難関資格についてお伝えしていくので、 採用選考時に他人との差別化ポイントをアピールしたいときは積極的に取得してみましょう。

●情報セキュリティスペシャリスト

高度な知識を持ったセキュリティエンジニアや情報システム管理者を目指す なら、情報セキュリティスペシャリストの資格がおすすめです。
情報システムに依存している現在、情報システムの停止や情報漏えいなど、 セキュリティに関する大きなリスクを背負うことになっています。
そのため、情報マネジメントに関するリスクマネジメントは、どの企業も欠かせられないので、情報 セキュリティ管理の需要が増えているのです。 しかし、情報セキュリティスペシャリストは、合格率が15%ほどの高度情報処理技術者試験 のひとつで、非常に取得が難しい資格です。

●ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストとは、目的に沿ったネットワークを構築で きる能力を証明できる資格です。ネットワークスペシャリストの資格を 取得するには、ネットワークを構築できるだけではなく、ネットワーク の固有技術からサービス動向まで幅広く精通している必要があります。
合格率は15%ほどで、高度情報処理技術者試験のひとつです。ネットワ ークの設計・運用する技術を生かした働き方をしたい場合は、ぜひとも ネットワークスペシャリストを取得しておきましょう。

●データベーススペシャリスト

データベーススペシャリストは、莫大なデータを管理・応用する能力を襲名できる資格です。 データを管理したり、データを用いたパフォーマンスが高いデータベースシステムを構築したりする、デー タベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す場合におすすめします。 合格率は14%ほどと非常に難易度が高いですが、資格をもっていればあなたの能力の高さを証明することができるでしょう。

●エンベデッドシステムスペシャリスト

エンベデッドシステムスペシャリストは、ハードウェアとソフトウェア を組み合わせてシステムを組込み構築する高い技術力を証明する資格で す。ハードウェアとソフトウェアのトレードオフに基づく機能分担を図 り、設計書・仕様書の作成を行うなど、非常に高い専門性を求められます。
合格率は18%ほどで、上記の3種類同様に合格率が20%を下回っています。 エンベデッドシステムスペシャリストは、組込みエンジニアやIoT系エ ンジニアを目指す場合におすすめです。

●システムアーキテクト

システムアーキテクトとは、豊富な知識を用いて、ニーズに適した情報 システムのグランドデザインを設計・構築できる能力を証明する資格で す。
合格率は13%ほどで、高度情報処理技術者試験に含まれます。上級エンジニアを目指す場合は、 システムアーキテクトを取得してみましょう。

3.マネージャー系の資格


現場をマネジメントするようなPMOやPMなどを目指したい場合は、マネ ージャー系の資格を取得してみましょう。最難易度であるレベル4の高 度情報処理技術者試験の資格を紹介していくので、参考になれば幸い です。

●ITストラテジスト

合格率が14%ほどのITストラテジストは、ITコンサルタント、CIOやCTO を目指す人におすすめの資格です。業務改革や革新的製品・サービス開 発などの業務に情報技術を活用して、企画・推進・支援する技能が求められます。

●システム監査技術者

監査人や情報システム責任者などを目指す場合、システム監査技術者の 資格がおすすめです。システム監査技術者は、情報システムに関するリスクを 分析して、コントロールすることを求められます。
合格率は14%ほどで、高度情報処理技術者試験のひとつです。

●ITサービスマネージャー

ITサービスマネージャーは、情報システム全体の安全稼動を確保、障害発生時における被害の最小 化を図るなど、ITサービスの品質とコスト効率を高める能力を持つことを証明します。
合格率は14%ほどで、システムの運行管理や性能管理など、幅広い知識が必要です。

●プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、システム開発のプロジェクト全体の進行 を管理するポジションを目指す場合におすすめの資格です。情報システム だけではなく、企業運営に関する基礎知識も求められます。
合格率は13%ほどです。

4.まとめ

ITエンジニアは、かならずしも資格が必要ではありません。仕事をする上では欠かせないわけでは ありませんし、就職・転職をする際も資格だけで評価されるわけではないからです。
しかし、今回紹介したような高度情報処理技術者試験の資格を持ってい る人は多くないため、採用選考において他人との差別化ポイントになり やすいです。自分が持っている能力を言葉で伝えることは非常に困難ですので、ITエンジニアへの就職・転職を検討しているのであれば、あなたの能力と目 指す方向に適した資格を取得することをおすすめします。


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